古くて新しいお茶の楽しみ方…それが「闘茶」
元来は中国から伝わった「お茶の味を飲み分けて勝負を競う」遊技でしたが、そのギャンブル性のため幕府より禁止されてしまいました。真茶園は古くて新しい喫茶方法としてこの「闘茶」を広く普及させたく、日頃滅多にお目にかかれない各産地のお茶を茶産地を絞って各地から本当においしい納得ゆくものだけを取り寄せ、真茶園で組織している「闘茶会」で徹底的にこだわり、闘茶会選定5種名産地茶』を選定し、この5種名産地茶を味わうのに南北朝時代からの遊芸である闘茶というお茶の飲み当て(利き茶)を体験しながらお茶にこだわっていただこうと、企画商品化いたしました。
●「闘茶」「闘茶会」は、真茶園にて、商標と役務において登録されております。(第4213129号,第4625741号,第4499758号,第4321752号)
奈良時代に伝わった茶の栽培も鎌倉時代の後期になると、全国に広がりを見せ、各地の名産地茶が誕生してきた頃、中国の宋から「お茶の味を飲み分けて勝負を競う」『闘茶』という遊技が伝わってきて、我が国でもそれを楽しもうと各産地のお茶を集め、それを飲み当てる闘茶に興じるようになりました。
次第に盛んになった「闘茶」は、上流階級だけでなく庶民にも広がりを見せ、それにつれて次第にギャンブル性を帯び、中には家・屋敷まで賭けるにも至り乱世の一因にまで発展してしまい、そしていよいよ建武3年に足利幕府により禁令が出されてしまいました。
現在では、茶鑑定能力錬磨のためのビッグな競技大会が年1回開催されていますが、一般にはほとんど行われていません。また、日本の伝統文化として認識が高い茶道(茶の湯)ですが、強制的に消滅させられた闘茶へのこだわりや面白さを継承しようと生まれたものであり、ここからも闘茶の奥深さを知ることができます。
●闘茶を始めませんか
闘茶とは、5種類のお茶を飲んで、茶の産地を当てる茶事です。ひとりでも二人以上でも楽しめます。 闘茶は「利(き)き茶」ともいわれます。利き茶はどちらかというと全国区の名称で、関西、とりわけお茶の発祥の地京都では「茶歌舞伎(ちゃかぶき)」といわれています。
茶歌舞伎は当て字で、本当は茶香服と書くほど、お茶の香りは優先順位が高いのです。闘茶ではまず香りを確かめましょう。
このように「闘茶」をより知っていただき、楽しんでいただくために、真茶園では「闘茶読本」を綴ってございます。初めての方でもわかりやすい闘茶の方法や、お茶の見分け方など、満載です。
茶に関する文献や書物が無数にある中、「闘茶」専用本は、他にございません。真茶園の「闘茶セット」をご購入されると、オリジナル「闘茶読本」が付いています。ぜひ「闘茶」をお楽しみください。