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お茶の豆知識

  • 2024.12.05
  • お茶の効果

気になる妊娠中の緑茶。カフェインと上手に付き合うコツについて

妊娠中には、さまざまなことが気になります。
食べ物、飲み物、行動……、すべてがお腹の赤ちゃんに直結するため、気遣う日々。
日々の生活に制限を設けて過ごしておられる方も、多いのだと思います。
そんな気遣いの中で、気にかかるのが「カフェイン」ではないでしょうか
今回は、妊娠中の緑茶とカフェインについてのお話です。

カフェインの働きとは

まずは、カフェインの働きについて見ていきましょう。
カフェインには、自律神経の働きを高めて運動能力を向上させたり、心臓の筋肉の強化、利尿効果による老廃物の排出促進などといった効果があります
お薬とは異なり、手軽、そして気軽に摂取できるため、仕事中は意識的にカフェインを摂るという方もおられるのではないでしょうか。

しかし、妊娠中となると、カフェインの持つ作用が気になってきますよね。
カフェインは、上記以外に、以下のような働きを持つことが知られています。

・心拍数の上昇
・胃酸の分泌促進
・血圧の上昇
・不眠     など

また、母体が摂取したカフェインは胎盤を通じて赤ちゃんにも届くことが分かっており、その部分も気になるところかもしれません。

妊娠前と妊娠中は、まったく同じ生活はできません。
母体であるということを意識し、何をどう変えていけばいいのか、そしてカフェインとの上手な付き合い方について、考えることが必要です。

緑茶には、どの位のカフェインが含まれているのか

一般的な緑茶(煎茶)には、1杯(100ml)あたり約20mgのカフェインが含まれています。
これはお茶の種類で変わり、抹茶だと1杯分(抹茶1.5g)に約50mg、玉露になると1杯(100ml)あたり約160mgとなります。
ちなみに、カフェインが多いことで知られる珈琲だとどうでしょうか。
珈琲は、ドリップ・インスタントに関わらず、1杯(100ml)あたり約60mgとなっています。
ついでに紅茶も見てみますと、1杯(100ml)あたり約30mgという感じ。

以上のことから、珈琲はやはりカフェインが多めであり、お茶は、選び方次第であることが分かります

妊娠中のカフェイン摂取量について
先ほど「母体が摂取したカフェインは胎盤を通じて赤ちゃんにも届く」と書きました。
しかし、その届いたカフェインが赤ちゃんにどのような影響を与えるかについて、確定的なことは分かっていません。
ただ、カフェインの摂り過ぎが母体に与える影響も考え、あらゆる可能性から上限の目安が定められている、というのが実情です
それが、「1日あたり200~300mg」というもの。

つまり、先ほどのカフェイン量で考えると、以下のようになります。

  • 煎茶 1日10杯まで
  • 抹茶 1日4杯まで
  • 玉露 1日1杯まで
  • 珈琲 1日3杯まで
  • 紅茶 1日6杯まで

他、チョコレートなどカフェインが含まれる嗜好品を食べる可能性も考えると、上限めいっぱいまで摂取するのではなく、控えめを心掛けるといいのかもしれません。

そして、カフェインは絶対的な「悪」ではないということを知っておきましょう。
リラックス効果、利尿作用といった面では良い効果を持つものであり、「ストレスの発散という意味で少量を摂取することは問題ない」と、産婦人科の医師もお話されています。
飲みすぎ・食べすぎは、妊娠中に限らず、良いものではありません。
ほどほどを心掛けた摂取で、妊娠中にもティータイムを楽しんで欲しいと思うのです。

選び方と、楽しみ方

緑茶を楽しみながら、カフェイン量を減らす方法を見ていきましょう。

低カフェインの緑茶を選ぶ
まずは、カフェインの少ない緑茶の選び方について。
玉露や抹茶は美味しいけれど、カフェイン量が多め。
そこで、気がねなく飲むためにオススメなのは、煎茶です
例えば、今の季節だと「秋のお茶」がいいでしょう。
煎茶なのでカフェイン量は少な目、それでいて熟成による濃厚な味が楽しめます。

▼冬の真茶

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そして、当店自慢の「深むしトロリ出るお茶」もピッタリです。
甘味とコクが楽しめる深むし茶は、1杯で十分に満たされるお味です。

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これらであれば、1日5~6杯飲んだとしても、嗜好品も食べ合わせて問題のないお茶と言えます。

淹れ方でカフェインを抑える
緑茶のカフェイン量は、抽出温度によって変化することが分かっています。
お湯の温度が高いほどカフェインは溶け出しやすく、ぬるめのお湯、もしくは冷水で淹れれば、同じ茶葉でも、カフェインを控えめにすることができるということ
これは、ぜひ活用して欲しいと思います。
また、ぬるめに淹れることで、アミノ酸の旨味や甘味を感じることのできるお茶となります。
日頃の淹れ方と比較し、味の変化・違いを楽しむといったひとときも、いいものではないでしょうか。

緑茶の栄養素を考える

今回は、緑茶のカフェインについて見てきました。
でも緑茶には、妊娠中の健康に役立つ成分も豊富に含まれていることをご存じでしょうか。
例えば、カテキン。
カテキンには抗酸化作用や抗菌作用があり、免疫力を高めたり、ウイルス感染のリスクを減らすといった効果があります
これから寒くなり、風邪やインフルエンザなど、ご自身の免疫力が試される季節。ほどよく緑茶を摂取し、カテキンのパワーを取り入れて欲しいところです。
次に、テアニン。
テアニンにはリラックス効果があります。
妊娠中は、ホルモンの変化や体調の変動により、ストレスを溜め込んでしまう方もおられるもの
適量の緑茶を楽しみつつ、こころ穏やかに過ごして欲しいと思います。
そして、ビタミンC。
緑茶にはビタミンCが豊富に含まれます。
ビタミンCの効果は、美肌や抗酸化作用だけではありません。
免疫力の向上や鉄分の吸収力アップなど、妊娠中にとても嬉しい効果を発揮する成分。
簡単かつ、サプリメントではない自然なビタミンCの摂取に、緑茶はとても効果的なのです。

妊娠中の健康への気遣い、大変ですよね。
細心の注意を払いながら、過ごされている方も多いかと思います。
知らないと、すべてのことが不安要素となります。
でも、どこまでがOKなのか分かれば、不安は払しょくされるもの!
適切な分量の緑茶を楽しみながら、良い効果は取り入れ、日々を健康に過ごされることを願っています。

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