以前、某4ツ星ホテルにて、お茶を主役にしたビュッフェが開催されました。ドリンクにもスイーツにもお茶を使用。和を感じさせるドリンクやスイーツがズラリ並ぶさまは、鮮やかな緑が見目麗しく、なんとも涼やか。
ビュッフェには、最適なチョイスだったと感じられました。
このように、ホテルにおいても、お茶に注目が集まる昨今。
お茶の“どこ”がこんなにも人気となっているのか。ちょっと解体していきたいと思います。
やっとコロナから解放され、窮屈だった生活が終わりました。
日々の生活、リラックスやリフレッシュを追求しても、いい時代です!
でも、リラックスとリフレッシュ、ちょっと間違えると逆効果になってしまうこと、ご存じでしょうか。
そこで今回は、効果的なリラックスとリフレッシュについて、お話していきたいと思います。
リラックスとは
静的な行動で得られます。
例えば、睡眠。音楽を聴いたり、お風呂に浸かったり。お茶を淹れるひとときも、こちらに含まれます。
あらゆる心落ち着ける行動が、リラックスに繋がります。
リフレッシュとは
動的な行動によるものを指します。
ショッピングやカラオケ、飲み会など。フットサルやジムなど、スポーツも含まれます。
動いて気分転換を図ることが、リフレッシュとなります。
このように、リラックスとリフレッシュ、どちらもとても良いことなのですが、大事なことは両者のバランス。良いことのはずなのに、均衡が崩れると、人は疲労感を覚えてしまうのです。
以下のような経験はないでしょうか。
たくさん寝ているのに、なんだかスッキリしない……。
飲み会で気分転換したはずなのに、モヤモヤが残っている……。
これは、バランスが取れていないということ。
動的が多い人は静的を増やし、静的が多い人は動的を増やす。意識的にバランスを整えていきましょう。
すると、リラックスやリフレッシュの質がグッと向上。効果的に安らぎを得られるようになりますよ。
では、さきほど書いた”リラックスできる静的行動”の中より、『お茶を淹れるひととき』を取り上げてみます。
緑茶を淹れると、ふわり、香りが立ちのぼります。
そしてその香りをかぐと、ホ~ッとリラックス。
まだ飲んでもいないのに心が安らぐ……そんな感覚になったことが、きっとあると思います。
この“心地よい”感覚、決して“なんとなく“などではありません。
実は、科学的根拠に裏付けされたもの。
緑茶の香りは、300を超える成分で構成されているのですが、主成分となるのが、“青葉アルコール” “リナロール” “ゲラニオール” の3種。
そしてこの3種すべてが、リラックス成分なのです!驚きですよね。
人がストレスを感じた時、体はグッと緊張し、こわばります。
そんな時に緑茶を飲めば、そのこわばりを緩やかに。
こわばりが解ければ、次第にリラックス。心の疲れもほどけていくのが分かるでしょう。
つまり、生活の中に緑茶を取り入れる、それだけで、ストレスと上手に付き合っていけるようになるということ。
簡単で、お手軽。しかも、美味しい方法なので、ぜひ取り入れていって欲しいと思います。
ちなみに、この緑茶の香りは、新茶である今の時期、より顕著となります。新茶の香りは力強く、大変心地のよいもの。より、疲れた心身を解放してくれる一杯となるでしょう。
ぜひ新茶を、香りと共にお楽しみください。
海外の緑茶事情を調べてみました。
今、アメリカにおいて、ワークコンディショニング飲料に緑茶が広く選ばれているのだとか。
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Q.ワークコンディショニングとは?
A.企業において、心・頭・体の状態を日常的に保つための方法のこと。
気分転換や健康促進の意味合いから、
福利厚生のひとつとして、飲料や食料を無償で提供する企業も多い。
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ワークコンディショニング飲料は“健康促進“も兼ねるため、健康的な飲料のみ採用されます。そのため今までは、ミネラルウォーターの採用がメイン。しかし現在は、緑茶が多く見られるように!
緑茶を採用する企業を見てみると、Google社、Facebook社、Twitter社など。どれも、名だたる企業ばかりです。そして、利用者に”緑茶“について尋ねてみると、「緑茶にはビタミンCが含まれている」ことや「抗酸化作用がある」ことを分かった上で楽しんでいるというから、驚きです。
しっかりとした意思を持って、世界から緑茶が選ばれているのです。
緑茶の旨味と共に、香りに包まれるひとときも楽しむ。
そして、そこから健康に。
これぞ、緑茶の醍醐味なのです。