8月が終わろうとしています。
9月は目前。
まだまだ暑い日が続きますが、自然は次第に”秋”へと向かっている。ちょうど今、そんな時期を迎えています。
秋になると真茶園には、ひとつのお茶が登場します。その名は『秋のお茶』。
ここで少し、秋のお茶についてご案内したいと思います。
真茶園では、春の新茶期に、多くの荒茶(原料となる茶葉)を仕入れます。もちろんその大半が新茶となり販売されるわけですが、一部、茶蔵に冷蔵保管される茶葉が存在します。
茶蔵では、温度や湿度に細心の注意を払いつつ荒茶が管理・保管され、夏を越す頃には熟成がピークに。それにより荒茶が、味わい深い秋味のお茶へと変化を遂げます。そう、秋を目前に、新しいお茶が完成するのです。
この茶葉の素晴らしいところは、新茶の頃の爽やかな香りも、そのまま残っていること。
熟成と香り、二段構えで楽しめる秋だけのお茶。
春の新茶を思い出しながら、秋ならではの深さも楽しめるなんて、とても贅沢なことだと思いませんか!
真茶園だけの、もうひとつの新茶期まであとわずか!
登場を見逃されることのないように、ひと足先にお知らせさせて頂きました。
人は、涼しくなってくると、ぬくもりを求めます。それは飲み物に対しても同様。冷えた体を内側から温めようとして、自然に温かい飲み物を欲するようになるのです。
そして、”温かい飲み物”は、体にとても嬉しい働きをしてくれます。
まず、胃にやさしいこと。そして、冷えによる血管や筋肉の収縮を和らげること。リラックス効果を高めること。等々。
これって、現代人に必須なことのオンパレードだと思いませんか!
例えば、ホットミルク。一見、とても良さそうなのですが、牛乳には眠気を誘うトリプトファンが含まれており、日中の飲用はオススメできません。就寝前限定であれば大丈夫です。
では、ホットコーヒーはどうでしょうか。コーヒーに含まれるクロロゲン酸には胃酸を増やす働きがあり、胃痛の原因となる恐れがあります。飲む分量に、注意が必要です。
となると、安心して飲んで頂けるのは、やはり『温かいお茶』!
お茶にはリラックス成分であるテアニンが含まれています。温めることによる相乗効果も期待できますから、ぜひ積極的に飲んで頂きたい飲み物。
何かと疲れることの多い現代社会、”温かい飲み物を積極的に摂る”という習慣をつけて、カツカツだった日常生活をちょっと緩やかにしていきましょう。
”冷えは万病のもと”という言葉が昔からあるように、体は冷やさず、温めると良いということが知られています。それは、医療の見地からも周知の事実。
血管が温まると、血の巡りが良くなります。すると、冷えや肌荒れが改善され、胃腸の働きも良くなります。また、筋肉もゆるみますので、肩こりや腰痛が緩和される効果も。その上、神経伝達の向上がもたらされ
ることも分かっています。伝達が良くなると、体が動きやすくなり、ガタの起こりにくい状態に。
大それた健康法を実践することは簡単なことではありません。しかし、「温かい飲み物を選ぶ」「体が冷えないよう気をつける」など、簡単なことをちょっと意識するだけで思いのほか健康になれるとしたら……。これはもう、実践しない理由はありませんよね。
肌寒くなってきたなと感じたら、早めの『温かいお茶』ですよ!
サンマの塩焼き、焼き芋、焼き松茸……。どれも人気の、秋の味覚です。
これらに共通するのが、味や香りがしっかりしている、という点。そう、秋の味覚は、どれも味わい深く、濃厚であるという特徴があります。
そこに、さっぱりとしたいつものお茶だと、負けてしまって合いません。つまり、秋の味覚と共に味わうお茶は、負けることのないよう、強めの味であることが必要不可欠。
先ほどご紹介した『秋のお茶』は、キリッとした味わいで、深さを楽しむ秋の味覚にピッタリのお味となっています。
食卓をより楽しむために、ぜひお茶も新調を!
万全の体制で秋の到来を待ちませんか。