ことしも『新茶』の時期がやってまいりました。
2023年の八十八夜は『5月2日』!
皆さま、新茶購入の準備は整っておられますか。
八十八夜とは、立春を1日目として数え、88日目となる日を指しています。
八十八“夜”とは言いますが、夜だけを指しているわけではありません。今年だと5月2日なので、その日全体を八十八夜と呼ぶことになります。
ではなぜ、“日”ではなく“夜“なのでしょうか。
それは、八十八夜という日が設けられた頃の日本が、太陰暦を使っていたことによるのではないかと言われています。
今の暦は、太陽の周期を元にした太陽暦が使われていますが、当時の日本は太陰暦と呼ばれる、月を基準にした暦が使われていました。
そのため、“日”ではなく、月の出る“夜”が使われ、『八十八夜』と呼ばれているのだそうです。
諸説あるようですが、月や夜という表現は抒情的で、とても素敵な表し方ですよね。
♪夏も近づく八十八夜~という歌があるように、 “八十八夜 = 緑茶に関連する言葉“としてのイメージが強いのですが、実は、様々なところで使われています。
例えば、田植え。籾をまくのは、八十八夜です。
そして、蚕の掃き立て。孵化したばかりの毛蚕をお引越しさせるのも、八十八夜。
他にも漁の解禁日など。
ありとあらゆる場所で、大切な節目として使われる”八十八夜”。
天気予報などなかった昔むかしのこと、このような目安を設定することが、安定した生活のためにとても重要なことだったのですね。
八十八夜を境に霜が降りなくなり、天候が安定するようになります。これは、昔の人にとって、とても重要なこと。そのため、八十八夜は“縁起のいい日”とされてきました。
また、八十八夜という言葉には“八“がふたつもあり、”末広がりで見た目に縁起がいい“ということもあります。
でも、それだけではありません。
実は、八十八夜のお茶は栄養価が高く、健康に良いのです!
というのも、八十八夜のお茶は、1年の一番最初に摘まれる新茶と呼ばれるもの。寒い冬の間にしっかりと蓄えた養分がたっぷり含まれていますので、それ以降に摘まれるお茶に比べ、栄養価が高くなっているのです。
縁起のいい日に、縁起のいい文字を持った栄養価の高いお茶が摘まれる……これはもう、縁起物と言われるのは当然のこと!
八十八夜のお茶が古くより愛されている理由は、ここにあったのです。
先ほど、八十八夜のお茶は栄養価が高いと書きました。その栄養素のひとつがアミノ酸。
アミノ酸は旨味成分なのですが、それと同時に、なんと、免疫力をアップさせるチカラを持っています!
私たちは、自己免疫力の強化がとても大切なことだと気づかされた日々を長く過ごしてきました。お茶を飲むことで、免疫力アップが狙えるのなら、それは活用しないと”損”ですよね!
楽々!手間要らず!ぜひ、取り入れてみて欲しいと思います。
今年もぜひ、八十八夜の新茶をお買い求め頂き、強いカラダ作りのサポーターとしてご活用ください。